元フリーター公務員の奮闘記

フリーターから地方公務員になった男の人生を綴ります。

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【正規雇用への道】「就活どうすりゃいいの?」フリーターはジョブカフェを利用しよう

 

正規雇用への道】「就活どうすりゃいいの?」フリーターはジョブカフェを利用しよう

ニート、フリーターを経て現在は地方公務員の

無常です。

 

今回は大卒後、ニート、フリーターを3年やっていた私が

どのようにして公務員になったのか、最初の第一歩となった

就職支援サービスの利用についてお話したいと思います。

 

大卒後、ニートからフリーターに・・・

無い内定のまま卒業した私は、半年ほどニートをしてました。

実家暮らしだったので生きていけましたが、

家族の蔑む目が日に日に強くなり、

渋々ながら近所のスーパーでアルバイトを始めることにしました。

バイトでも「働いている俺すごい」なんて気になって

正社員として働く気なんてさらさらなかったのですが、

弟、妹たちが次々に就職が決まっていったことで

更に家での居場所がなくなっていき

嫌々ながらもフリーター2年目にして就活を始めたのです。

また自分自身も「このままフリーターを続けていって俺の人生はどうなるんだ?」

という思いも芽生えてきたのでした。

 

大学時代の就活を振り返る

「それじゃあ就活っすか」

となったものの、大学生という

肩書もなくなった自分がどう就職活動をすすめて

いけば良いのかさっぱりわかりませんでした。

実は大学在学中に一時期就活をやっていた時期はあるのですが、

途中で諦めてしまいました。

 

それはなぜか?

 

いわゆるコミュ障だった自分は、大学生の時点で半ひきこもりのような

生活を送っていました。

サークルには所属せず、バイトも短期のものばかり。

もちろん友達はおらず。コミュ力が試される

就活において、最初から”敗者”でした。

何度か面接を受けたことはありますが、

人と話すことが苦手な自分にとってはとにかく苦痛でした。

最終面接まで進んだものも、最終面接が怖くて

辞退したこともあります。

 

何より一番辛かったのは、

 

”自己分析”です。

 

私は子どもの頃からコンプレックスの塊でしたし、

将来やりたいこともありませんでした。

 

そんな人間にとって、就活で避けては通れない

”自己分析”を行うことは耐え難いほど苦しいものでした。

 

「自分と向き合いたくない」

「そもそも俺は分析するほど中身のある人間じゃない。からっぽだ」

 

そんな思いです。そして、ある時、選択します。

 

・このまま苦しみ続けて就職を勝ち取るのか

・無職でもよいので心の安らぎを得るのか

 

自分は後者を選びました。

実際に、3年近くに及ぶフリーター生活には、

心の安らぎなんてものはなかったですが・・・

 

フリーターの就職活動

ということで、学生時代の二の足を踏まないためにも、

「自分一人でどうにかしようとせず、誰かに頼ろう」

と思い、行動を始めました。

 

就職の支援を行っている場所=ハローワーク

という認識しかなかったため、

まずはハローワークに行こうと思ったのですが、

色々調べていくと、いきなりハローワークに行くことは

ハードルが高いように思えました。

 

今の自分が求人に応募したところで、門前払い。

不採用が続き気持ちが落ち込んで、大学の頃のように

就活を諦めてしまうに違いなかったのです。

何よりハローワークの求人はいわゆるブラック企業ばかり

だという偏見があったため、そこに飛び込む勇気がありませんでした。

そんなこと気にしてる場合かよとツッコみたくなりますが・・・

 

フリーターの救世主「ジョブカフェ

そんな時に目にしたのが

ジョブカフェ

でした。

 

ジョブカフェとは?

ジョブカフェ」とは、都道府県が主体となって設置している若者の向けの

就労支援サービスを提供する機関です。

若者が自分に合った仕事を見つけるための

様々なサービスがこの場所で、全て無料で受けることができます。

※おおむね「39歳以下及び正社員経験の少ない44歳以下の方・学生」

を対象としています。

現在、46都道府県で設置されていますので、

ぜひお住まいの地域のジョブカフェのホームページをご覧ください。

地域によって、名称は異なります。

また、ハローワークと併設しているところもあります。

ジョブカフェ」の一覧については厚生労働省のホームページをご覧ください。

ジョブカフェにおける支援 |厚生労働省

 

ちなみに私が利用したのは埼玉県にある

若者コーナー(ヤングキャリアセンター埼玉) | 埼玉しごとセンター

になります。こちらはハローワークと併設になっています。

 

コミュ障の自分にとって、こういった場所に飛び込んでいく

というのは非常に勇気がいるものだったのですが、

大卒2年が経過したという焦りと、

多少なりともフリーター生活で対人スキルに

自信がついたため、なんとか一歩を踏み出すことができました。

 

サービス内容

それでは、この「ジョブカフェ」で何ができるのか。

若者コーナー(ヤングキャリアセンター埼玉) | 埼玉しごとセンター

の提供しているサービスを例にご紹介します。

ほとんどのジョブカフェで提供されているものになるかと思います。

 

  • 就職相談
  • 心理カウンセリング
  • 就職セミナー・イベント

 

ということで、直接的に求人情報を提供する場所というよりは、

就職活動の準備をサポートしてくれるサービスを提供してくれます。

 

「心理カウンセリング」を使ってみた

これが私にはぴったりでした。

前にも書きましたが、大学在学中に就活に失敗した自分は、

”自己分析”が苦手でした。

ただし、この自己分析をしない限り、

「自分が求めている仕事はなにか」「自分に合っている仕事はなにか」

といった就職活動の軸となるものが見えてきません。

その結果、学生時代にはやみくもに就活をすすめ、

結果として自信を失い就活をやめてしまったわけです。

自分としっかり向き合わない限り、また同じ失敗を繰り返してしまいます。

 

そこで役に立ったのが「心理カウンセリング」です。

「就職相談」は具体的に「どういった求人に応募すべきか」、

「履歴書はどう書くのか」、など実践的なアドバイス

キャリアカウンセラーの方が行ってくれるものになります。

一方、この心理カウンセリングは、「就職そのものに不安感がある」

「働きたいけどその一歩が踏み出せないでいる」といった

不安を抱えている方に臨床心理士が相談にのってくれます。

 

ここで私はこれまでの就活に対する不安や自分の現状に対する焦り、

そして、自己分析が苦手でどう就活をすすめていけばいいのか

迷っているという相談をすることができました。

1回45分の相談の中で、親身に話を聞いてくれ問題解決のために

いろいろな提案やアドバイスをもらうことができました。

 

そして、一番の懸念であった”自己分析”にも

しっかりと取り組むことができたのでした。

そこで自分がどのように就職活動をやっていくのか

という明確な軸を作ることができ、

後の公務員就職につながっていくことになります。

 

さいごに

私は「ジョブカフェ」を使うことで正規雇用にこぎつくことができました。

私が利用したサービス以外にも就活支援を行っている機関があります。

厚生労働省が運営主体となる「サポートステーション」は、

よりカウンセリングに特化した内容になっているようです。

また、働くことそれ自体に不安がない方は、「ハローワーク」で

職業訓練」を利用するのも手かもしれません。

私の友人でもこの訓練を利用て、今ではシステムエンジニアとして

しっかり生計を立てている人もいます。

このあたりのサービスについても、また調べてみたいと思います。

 

ただし、いずれのサービスについても言えるのは、

そこを利用すれば絶対に就職が保証されるものではないということです。

どこに応募するのか、どう働くのか

それを決めるのは自分自身です。

自分で責任を持って選択して、一生懸命に取り組むことが大事かと思います。

偉そうなこと言ってますが、就職した今も

「はやく辞めたい」

なんて思いながらやってます。

 

転職したいなー

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